検証でESXiを仮想稼働させるときリソースはケチらないでね

VMware ESXiやVMware Workstation上にESXiを稼働させて、
無茶な検証を行うことないでしょうか?
スナップショットとか使えて楽ちんですよね。

ちなみに公式ではこのような使い方(ESXiのネスト)は非推奨となっていますので、
用法用量にはご注意ください。
Support for running ESXi/ESX as a nested virtualization solution (2009916)

さて、検証では仮想マシンを何台も動かす使い方をするより、
スラリンの場合は設定をしたり、パッチ当て、バージョンアップ検証を行ったりします。
(流石に仮想マシンを動かすとなると実機を使いますね)
esxcliコマンドを使ったパッチ当て検証を行っていく中で、
実機ではお目にかかれないような事象に遭遇したので備忘録として残しておきます。

ホストをメンテナンスモードにして、プロファイルを指定していざ適用!
そんなタイミングでエラーの登場です。

# esxcli software profile update -d /vmfs/volumes/datastore/VMware-ESXi-7.0U2a-17867351-depot.zip -p ESXi-7.0U2a-17867351-standard

[InstallationError]
Failed to create ramdisk stagebootbank:Errors:No space left on device
 cause =(218, 'Canot reserve 218MB of memory for ramdisk stagebootbank')
Please refer to the log file more details

容量が足りない。って言っていますね。
どうやらパッチ展開する際に一旦、RAMディスクに展開される仕様みたいですね。
RAMディスクが容量不足…?
ええ。仮想マシンを動かすこと無いのでメモリは4GBしか割り当てて無かったんですよ。
RAMディスクの空き容量を増やしたりすれば良い。という公式情報がありました。
RAM disk is full (2001550)
が、よく分からないし。仮想環境のメリット生かして、
メモリを8GBに割当なおしたら改善しました。

結構…盲点な気がしますね。
検証なのでリソースは絞って動かすこともあるので。
なお、ESXi6.7では本事象は発生しなかったので、ESXi7.0からの事象と考えられます。
ESXiがリリースされた頃はほんの少しのストレージサイズでインストールできていたのが、
7.0からはOS領域がドカンと増えたみたいなので、その辺りも影響しているかもしれませんね。

ちなみに、上記のエラーとは別にもう一つのエラーも出たので、そちらも貼っておきますね。
上記のエラー直後の再実行したときに出たので、変なキャッシュが残っていた可能性が大です。
(エラーをよく読んでない)

# esxcli software profile update -d /vmfs/volumes/datastore/VMware-ESXi-7.0U2a-17867351-depot.zip -p ESXi-7.0U2a-17867351-standard

[InstallationError]
Failed to setup patcher for upgrade:Current ESXi version does not provide a mechanism to mount a tardisk into a ramdisk.

 cause =Current ESXi version does not provide a mechanism to mount a tardisk into a ramdisk.

 vibs = dict_keys({'VMware_bootbank_loadesx_7.0.2-0.0.17867351','VMware_bootbank_esx-update_7.0.2-0.0.17867351'})'
Please refer to the log file more details

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