酷暑の候、如何お過ごしでしょうか?
さてネットワーク監視やリソースなどをグラフ化にして管理するツールで「Cacti」というものがあります。
構築するにあたり、上手く行かなくて色々いじって回避できたので備忘録として残しておきます。
今回利用するCactiはEPELリポジトリから取得しています。
Cacti公式(Github)からでも配布されていますが、色々と面倒なのでEPELから取得しています。
バージョンは同じ1.2.30ですが、
公式フォーラムにてEPELビルド固有の問題もあり、
そっちの面倒はみねーよ。みたいなことが記載されているので、
今回の不具合も該当しているかもしれません。
さて、今回の不具合はコンフィグ周りを設定して、DBの作成完了。
Cactiの管理画面にWebブラウザで接続・・・!というタイミングでエラーが発生しました。
「FATAL: Connection to Cacti database failed. Please ensure」と表示。
まぁ、「DBに接続失敗した。」というエラーですね。
DBの接続情報は「/etc/cacti/db.php」で設定しています。
特にcacti用アカウントのパスワードは間違えていない・・・
コマンド経由でcacti用アカウントにログインすると問題なくログイン可能。
試しにデフォルトで記載されているパスワード「cactiuser」にしてみて、
DBのパスワードを変更して再度試してみます。
うん・・・繋がったわ。
ということは1.2.30が正しく読み込まれていない。ということでしょうか?
「/etc/cacti/db.php」の権限を777にして全アクセス権限付与してみましたが変化なし。
さて、どうするか。
Googleで少し調べてみよう。
DBのコンフィグ設定は
「/usr/share/cacti/include/config.php」を修正しろ。という情報を発見。
というわけで、
ディレクトリを見てみると、
「config.php」は存在せず、「config.php.dist」というシンボリックリンクが作成されていた。
シンボリックリンクの行先は「/etc/cacti/db.php」
cactiは「config.php」を参照しているのではないか?
「config.php」で「config.php.dist」と同じシンボリックリンクを作ってみると…
エラー画面ではなくcactiのログイン画面が表示されました。
これは…EPELリポジトリに配信されているビルドの不具合ですかね…